ちょっくら。150 進化した者ブアォォォ!!! オオオオオオオオオオオオ!!! 渡辺VS千上!!!! 渡辺「・・・!!」 千上「・・・!!」 スタートで頭をとったのはスープラ!! 渡辺「(小細工なしのバトルなら上等だぜ・・・!!)」 プッシャ!! オン!! オオオオオオオオオオ!!! 千上「・・・!!」 ッ―――――!!! キャアアアアアアアア!! 千上「(オマエらSWハンターズ戦からオレはドラテクを磨き上げてきた・・・、チューニングに頼らない力がオレには必要だったからな。この桐岬はオレのホームコース・・・。残虐すぎる冷酷な勝ちに、オレはこだわってみせる・・・)」 ピッタリとインをつめる 渡辺「(前と変わらず冷静なヤツだ。決められた走行ラインを絶対にはずさないタイプだよ、コイツは)」 プシャ・・・ キャアアアアアアアア!! 千上「(オマエとバトルした時はR34だったよな・・・・。なるほど・・・、S15のほうが似合ってるぜ、テメーには)」 オオオオオオオオ!! オオオオオオオオオ!! EP3改の爆発跡がまだ残っている・・・ 渡辺「・・・!!」 千上「・・・!!」 キャアアアアアアア!!! プッシャ!!! 連続ヘアピンを攻めていく・・・ 渡辺「・・・!!」 千上「・・・!!」 キャアアアアアアア!! キャアアアアアアアア!!! 渡辺「(にゃろう・・・!!速くなってやがる・・・!!)」 千上「(前までのオレとは違う・・・!!)」 そして、桐岬の最長ストレートに差し掛かる・・・!! オオオオオオオオオオオオオオ!!!! 渡辺「(パワー勝負・・・!!)」 千上「・・・・」 オオオオオオオオオオオオオオ!!!! 千上「(オマエらの戦歴はたいしたものさ。・・・・そしてオレはそんなオマエを今日ここで潰す・・・!!)」 スープラがリードを広げていく 渡辺「(速い!!)」 千上「・・・!!」 渡辺「(こいついつの間に・・・!!)」 その頃。。。 深江「カーボン化以外にもいろいろセッティング変えなきゃな」 鈴木「だなぁ。足回りも見直すか」 深江「空力的にも優れてないとな・・・・、エアロパーツは重量アップにもつながるが・・・・。バランスをとっていくか」 鈴木「そうだな・・・。電響はどっちかと砂利が混ざったダートコースだし今までのチューニングじゃ駄目だ」 関根「・・・・」 深江「まぁ何はともあれ・・・・とんでもないインプレッサになるな」 鈴木「それよりはむしろインプレッサじゃなくなるなぁ」 深江「そうだな」 鈴木「はっはっはっはっはっはっは」 深江「ふふふ、はっはっはっはっはっはっは!!」 関根「・・・・(えぇ・・・・)」 ストレートは抜けてコーナーとヘアピンが迫る!!!! 渡辺「(もうコースは半ば・・・!!そろそろ仕掛けないと・・・!!)」 千上「(どんなことをしてこようと・・・ブロックする・・・・)」 キャアアアアアアア!!! ッ――――――!!! キャアアアアアアアアアアア!!! 渡辺「(連続するコーナー・・・・)」 渡辺に昔の嵐英堂戦が蘇る!! 渡辺「(・・・・・・・・)」 キャアアアアアアアアア!! オオオオオオ!! 渡辺「・・・!!」 カッ 渡辺「(連続するコーナーの先に突破口が見える!!)」 千上「・・・・」 続く 151 決戦に向けて[前編] 渡辺「・・・!!」 千上「・・・・」 オン!!オン!! オオオオオオオオオオオオ!!! 渡辺「(いくぜ・・・!!)」 連続コーナー・・・ 千上「・・・・」 インをべったりと守るスープラ!! 渡辺「・・・!!」 キャアアアアアアアアア!! それにべったりと真後ろで攻めるS15!! 千上「(プレッシャーをあたえてるのか・・・・?フン、オレには通用しねぇ・・・)」 キャアアアアアアアア!! プッシャ!! そして三つ目のコーナー!!!! 渡辺「・・・!!」 二つ目の立ち上がりでS15がアウトサイドをつく!! 千上「・・・・」 ッ――――――!!! 千上「(無駄だ。このコーナーでは追い抜きはありえない。特別に道幅も広くないし、なによりインをついてるのは俺だ)」 渡辺「(いける・・・!!)」 オン!! キャアアアアアアアアア!! 渡辺はアクセルワーク重視でドリフト!! 千上「(強引に曲がりにきたか。S15がぶっ壊れてもいいのか)」 アアアアアアアアアア・・・・!! 千上「・・・・!!」 S15は千上の想像を超えた。 S15はアウトサイドできれいにドリフトをかました!! 渡辺「・・・!!(こ、これだ・・・・!!これが・・・・)」 ”アクセルドリフト”!! 千上「(な、なんだそれは・・・・!!)」 立ち上がりで並び、次の四つ目でS15がインを突き前に出る 千上「(・・・・・信じられない)」 オオオオオオオオオオオオオ!! その後、渡辺はアクセルドリフトで軽快にスープラをブッチ切った 千上「(消えていく。S15が信じられないスピードで消えていく・・・。所詮オレはヤツの足元にも及ばないのか・・・・)」 渡辺の完全勝利。。 渡辺「(まだまだだ・・・・。兄貴の領域には届いてない。まだ未完成だ・・・)」 千上「参った・・・・。ふッ、群馬に挑んでるヤツにオレは勝てないな、やっぱ」 渡辺「千上・・・。ありがとよ、おかげでコツを掴んだぜ」 千上「・・・??」 渡辺はその後桐岬を攻め続けた・・・・。 <次の日・・・> 早朝・・・・。 深江「・・・・ふぅ」 関根「おはようございます・・・・」 深江「おう関根・・・」 関根「今日はどうするんですか?オレに出来ることがあったら言ってください」 深江「いやいや、人手は足りてるさ。やることといったら関根は電響のコースを完全に熟知してくれ・・・」 関根「・・・でも車が」 深江「歩きだ。歩いたほうがコースのことがいろいろとわかるぜ」 関根「そ、そうっすか、じゃあそうします」 鈴木「(・・・・・ここは一応茨城県。大変だなぁ神奈川へ行くのは)」 深江「よっしピッチあげていくぞ今日は」 嵐英堂人「っしゃあああ!!」 関根「(それにしても・・・・。電響峠でバトルするなんて・・・・。今回はいつもより有利な立場なのかな・・・?ウェポンってチームはどのぐらい強いんだ・・・)」 続く 152 決戦に向けて[後編] PM:5時・・・・ 関根は電響峠の路面状況などを念いりに確認した。 関根「(このセクションは凹凸が激しい・・・)」 コースを知っていること。それが峠のバトルでは最大の武器と変わる。 関根「(ここは狭いけど、縁石を越えたら・・・・)」 PM:9時・・・・ ウェポンが電響峠にやってきてプラクティスを始める・・・ ヴォオオオオオ・・・ ォォォォォォォォォ 田邊「おうし。今日は連続タイムアタック」 磯部「・・・・」 田邊「んじゃいくぜ・・・・」 ヴァオオオオオオオ!!! オオオオオオオオオオ!!! 関根「・・・・」 関根観察中・・・・ 関根「(なんて加速だ・・・)」 ギィィヤアアアアアアアアアア!! プッシャ!! 関根「(パワーを押さえ込んだ俊敏な動き・・・。とてつもないペダルワークだ・・・)」 オオオオオオオオオオオオオオオ!!! 関根「(オレも車に乗ってないと・・・、感覚忘れてしまう・・・)」 プッシャア!! プッシャア!! ヴォン!! 関根「・・・・」 関根は再び茨城に帰る・・・・ <次の日・・・・・・> 嵐英堂・・・・ ガラガラ・・・ ピシャッ AM11時。 関根「おはようございま~す」 深江「待ってました~~~!!!」 嵐英堂人「いぇ~~~~~~~い!!!」 関根「・・・!!」 鈴木「昨日徹夜で頑張って完成させたぞ!!」 関根「え・・・!?マジですか・・・!!」 深江「あぁそうさ・・・!!こっち来てくれ」 関根が奥へ案内される・・・ そこにはシートを被った車が・・・・ 関根「・・・・」 鈴木「じゃあご披露だぁぁ!!」 バサッ・・・・ 関根「・・・!!」 そこには漆黒のボディと変貌を遂げたインプレッサが・・・。ウィングは外されコンパクトになっている。 関根「す、・・・・すげぇぇ」 深江「さっそく乗って来いよ」 深江が関根にキーを渡す・・・ 鈴木「車に慣れなきゃ意味ねぇしぃな」 関根「う、うん!!」 深江「・・・・とんでもないマシンだぜ。漆黒のインプレッサ・・・・。まさしく悪魔のマシン”ダークインプ”インプとは悪魔という意味」 鈴木「”ダークインプ”・・・・。凄すぎるぜぇ」 関根「いってきます・・・」 桐岬峠へと出発したダークインプ!!!! オオオオオオオオオオオオオオオオ!!!! 関根「・・・!!」 そして・・・ 決戦・一日前・・・・ 今日はSWハンターズも電響峠を走る・・・ キャアアアアアアアアア!!! アアアアアアアア!!! 渡辺「・・・!!」 プッシャア!! 渡辺もアクセルドリフトを習得!! 関根「・・・!!」 オオオオオオオオオオ!!! キャアアアアアアア!! 関根はダークインプを使いこなせるようになった!! オオオオオオオオオオオオオ!!! ウェポン・・・・ 田邊「おい磯辺。オマエの相手のインプが真っ黒だぞ」 磯部「そうだね」 田邊「どんな改造をしてきても俺たちには敵わないぜ。オレたちには最強の武器があんだからなぁ」 磯部「・・・・」 田邊「クックックックック・・・・・。明日が待ち遠しいぜェェ」 続く 153 WEAPON <決戦当日・・・・> PM:5時・・・・ 茨城県北西部・・・。茨城最高の走りの聖地。 ”滝ヶ原スピードライン” EDのホームコース。・・・・ED(エターナルドリーマーズ)のホームコースとは言っても一番隊・二番隊・三番隊・四番隊・五番隊の者しか走りは許可されていない。 一番隊「一さん。ちょっと話が・・・・」 川辺「なんだ・・・」 改めて紹介!!ED一番隊隊長及びEDの総長!!川辺一!!日本東北エリアを全制覇した三大勢力の一角の男!!実質上東北エリア最速!!!! 一番隊「ずっと前に決まっていたウェポン戦がドタキャンされました」 川辺「なに・・・?」 一番隊「なんか”オマエらとやるのは後だ”・・・・と」 川辺「・・・・調子乗りやがって」 一番隊「そして・・・・そのウェポンがやりあう相手チームがなんですが・・・。エ、SWハンターズです・・・」 川辺「・・・!!」 かつてEDはSWハンターズとバトルしている。 川辺「そういや過去に六番隊が負けていたな・・・・。SWハンターズ・・・、まさかオレたちのバトルを横取りして・・・・」 大嶽「川辺さん・・・。これは挑戦状じゃないですか?」 川辺「・・・・」 大嶽「あの強敵ウェポンを万が一SWハンターズが負かしたら俺たちはその負けたウェポンとやりあうってこと・・・・、オレたちにしたって気持ちよくない・・・・。オレたちは自動的にSWハンターズを倒さねばならない」 川辺「フン・・・、SWハンターズのリーダーのヤツを知っているか?高校生だぞ?そんなヤツが”戦鬼”に勝てるわけがない」 一番隊「・・・あの、このSWハンターズとウェポンのバトルは・・・・SWハンターズのホームコースでやるらしいんですよ。それもウェポンがそう指定したそうです・・・・」 大嶽「これは驚いた。ホームコースがあったとはな・・・」 川辺「・・・・そのバトルはいつだ?」 一番隊「今日です」 川辺「今日かよ。・・・・まぁ楽しみだ」 PM:9時・・・・ 夏らしくない少し涼しい夜となった・・・・ <電響峠・・・・・・> 渡辺「(兄貴以外でここでやりあうなんてな・・・)」 ヴォン!!ヴォン!! ヴォアアアアン!!! 激しいフォードGTのエンジン音!!!! ヴォン!!ヴォン!!ヴォン!!ヴォン!!ヴォン!!ヴォン!! 田邊「クックックックック」 渡辺「準備は出来たか?」 田邊「この通り・・・バッチリよぉ」 深江「・・・・」 渡辺「先行と後追い・・・・どっちだ?」 田邊「・・・・」 渡辺「・・・・」 田邊「・・・”先行”だ」 渡辺「・・・!!」 深江「・・・!!」 田邊「始めるぞ・・・」 青木「・・・・」 車を並べたS15とフォードGT・・・ 鈴木「(まずぅはコイツとか・・・・)」 関根「(渡辺はどんなシミュレーションをしているんだ・・・・。どんな走りでも性能の差を越えるのは難しい・・・。この電響峠はストレートもあるしそこでフォードGTに差をつけられるのは確実だ。どうでるんだ渡辺・・・、相手は先行を選んだんだ・・・。この一本目でつき離されたらそこでこのバトルは終わってしまう・・・・!!)」 青木「っじゃあ!!バトルを始めるぞおおおお!!」 渡辺「・・・・」 田邊「・・・・」 続く #154 GO for BATTLE!! ガッフ!! ガッフ!! ギャウン!! 激しいエキゾースト音!! 田邊「・・・・」 青木「スタート5秒前ぇ!!5・・・4・・・3・・・ニイ!!・・・イチィ・・」 青木は空高くあげた手を一気に振り落とす!! 青木「ゼロオ!!いっけえええ!!渡辺えええ!!」 渡辺「・・・!!」 バオオン!! オオオオオオオオオオオオ!!! フォードGTがダイナマイトスタート!!!! 鈴木「始まった!!」 関根「(このスタート時にどれくらい差が・・・)」 ギャウン!!ウン!! ヴォオオオオオオ!!! オン!!! 田邊「ん・・・?」 田邊がなにかに気づく!! 田邊「(こ、こいつ・・・・。なんかしたな)」 そう!!このスタートの加速時に渡辺はブーストを使ったのだ!! わずかな違いではあるが加速力をあげたのだ!! 渡辺「(こんなアメ車についていくにはあらゆる手段も選らばねぇ)」 第一セクションスタート!! フォードGTとS15が攻める!! 青木「(電響峠は曲がりが激しい、そういった点ではフォードGTよりS15のほうがオレは分があると思っている・・・・。これは、熱くなるぜぇ・・)」 ッ―――――――!!! フォードGTのテールランプが光る!! 田邊「・・・!!」 渡辺「・・・!!」 プッシャ!!ガコン!! キャアアアアアアアアアア!! 田邊「・・・!!」 キャアアアアアアアアアアア!!!! 渡辺「(くッ・・・)」 ヴァン!!ヴァン!! キャアアアアアアアア!! 渡辺「(こいつ、出来る・・・・。上手いぐらいにスライドしてってる!!)」 田邊「(馬鹿な馬力車と見られちゃ困るぜ、コーナリングでもオレのフォードは速ぇんだぜぇ!!!)」 キャアアアアア!! ギャン!! オオオオオオォォ!! オオオオオオオオオオオオオ!!!! 田邊「(フン、まぁこれといった緊張感がないな・・・。これが負けなしの遠征チームの実力なのか・・・?甘すぎるぜ、そろそろわからせてやろうか・・・・。世界にはどうにもならない敵がウジャウジャいるってことをなぁ!!)」 ガゥン・・・!!! 田邊「(一本目で終わらせる!!)」 ストレート区間が差が開く・・・!!!! 渡辺「(うぅわ・・・、やば・・・・。じりじり差が開いてる・・・・)」 続く ジャンル別一覧
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